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運動中や泳いでいる時に筋肉や脚がつる原因とは?

2019年4月16日 - Coach
運動中や泳いでいる時に筋肉や脚がつる原因とは?

何故運動中や水泳をしている時に筋肉や脚がつってしまうのか

多くのスポーツ選手が経験したことがある筋痙攣、要するに筋肉が攣ってしまうという現象は何故起きてしまうのでしょうか。練習中や試合、レースの大事なところで脚を攣ってしまったりしては元も子もありません。突如襲ってくる筋痙攣について理解を深めることで的確に対処できるようになるでしょう。

筋肉や脚をよくつる(筋痙攣)箇所は?

最もよく筋肉を攣るのがふくらはぎの腓腹筋、一般的にはこむら返りと呼ばれています。他にも大腿後面のハムストリングスや上腕後面の上腕三頭筋など複数の箇所で筋肉がつる現象がよく起こります。パフォーマンスの低下に繋がるためできれば避けたいものです。

筋肉のつりやすさは個々によって異なり、筋痙攣を起こしやすい人はかなり頻繁に経験しますが同じような激しい運動をしていても全くつらないという人も見られます。

遺伝的な影響もあると言われており、筋痙攣を起こしたことがある親や兄弟姉妹がいる方がよりつりやすいそうです。更には運動中の筋痙攣は「歳を取るごとに」「体重が増えて脂肪分が増えるごとに」「トレーニング年数が長い人ほど」「女性よりも男性に」「運動強度が高いほど」頻繁に起こることがわかっています。

筋肉や脚がつる原因は?

では運動中や運動直後に筋肉が突然つる原因は何でしょうか。最近まで、脱水症状やナトリウム、及びカリウムの電解質異常によって引き起こされるものと認識されていました。マラソン大会などの給水地点にスポーツドリンクやバナナなどが配置されているのはこの考えが基盤となっています。しかし、研究では脱水症状や電解質異常が原因という結果は全くありません。仮に電解質異常が筋痙攣の原因ならば何故疲労した脚だけが攣ってしまうのか説明がつきません。何故なら電解質は血中を通して体内に広く浸透しているため、筋痙攣が起こるのであればふくらはぎ以外の筋肉でも見られて良いはずです。

よって脱水症状と電解質異常は選手の疲労をより早める、間接的に運動中の筋痙攣に関与しているものと結論づけて良いでしょう。

筋肉や脚がつる本当の原因とは?

身体には運動中の姿勢を保ち、バランスをとって怪我や障害を予防するようにあらかじめあらゆる場所にセンサーが組み込まれています。具体的にいうと筋紡錘とゴルジ腱器官というセンサーがあります。長時間運動をしていると、神経系にも疲労が出てきて機能障害が起こります。

それに伴って筋肉を収縮させようとする筋紡錘と筋肉をリラックさせようとするゴルジ腱器官が増していきます。それによって両センサー間のバランスが崩れ不規則な筋肉の収縮によって筋痙攣が発生するのです。

①筋紡錘

筋肉の中にあるセンサー。筋肉がストレッチ(伸張)された時に反応し、それに逆らうようにして筋肉を収縮させる働きがあります。
膝蓋骨の下をトンと金槌のようなもので叩くと、キックするように筋肉を反射的に収縮させる膝蓋腱反射が起きます。これは筋紡錘の働きによる反射です。

②ゴルジ腱器官

筋肉と骨を結ぶ腱です。腱に与えられた張力に反応して過度の張力は危ないと筋肉のリラックスさせる反応を呼び起こします。

筋肉や脚がつった時の対処の仕方

筋肉がつった時にストレッチをすることで一時的ではありますが、筋痙攣が素早く除去されます。これはストレッチングによってゴルジ腱器官が活性化し、神経の興奮性を抑制して筋肉をリラックスさせているからです。その証拠に筋痙攣中に筋肉そのものに影響を及ぼさず、神経系のみを麻痺させる薬を投入した実験を行うと筋痙攣が顕著に軽減されることが報告されています。

脚をつった時にコーチやマネージャーに求める事!

選手が脚を水中でつってしまった時は、直ぐに陸上に上げるようにしてあげてください。もし自力で陸上に上がれなさそうであれば誰か他の人が手伝ってあげてください。これは命に関わります!

脚をつったまま無理をして泳いでも練習に意味はありません。練習のパフォーマンスは劇的に落ち、結果何も生まないでしょう。それであればいち早く休みを与え、身体の調子を整えるべきです。選手に無理をさせることと練習を頑張ることの本質は違うでしょう!

まとめ

今回は、運動中や泳いでいる時に筋肉や脚がつる本当の原因について紹介しました。

筋肉や脚がつる本当の原因は、簡単にいうと身体にある神経系が疲弊してそのバランスが崩れたためという事がわかりました。身体にある筋紡錘とゴルジ腱器官の2つのセンサーの名前は重要なので是非覚えておいてください!

今のところ、ストレッチ以外にすぐできる対応策はわかっていませんが、もしわかる方がいれば教えていただきたいです(笑)

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