メニュー

平泳ぎの圧倒的王者!アダム・ピーティーの泳法解説

2019年4月29日 - Breaststroke, People
平泳ぎの圧倒的王者!アダム・ピーティーの泳法解説

アダム・ピーティーの泳法解説

世界新記録を幾度どなく更新し続け、水泳会ではとてつもない知名度を持つ、圧倒的実力を誇るアダム・ピーティー。常に進化し続けるピーティーの平泳ぎを分析していきましょう!彼の常人的ではない速さの秘訣を知ることで自分の泳ぎに役立つ何かが見つかるかもしれません!

アダム・ピーティーの平泳ぎのプル動作

まず手を真っ直ぐに出していきます。そこから左右に手を開いていき、水を一気につかんでいきます。腕をかきこんでいく時、身体を上にあげるよう、身体のリフトアップを意識して行います。さらに、腕をかきこんだ時はコンパクトにして抵抗を減らす事が重要な為、胸の内側に肘をしまうようにしてリカバリー前まで腕を持っていきましょう。そこからは、手のひらは完全にリラックスしたままの状態で水をすくうように上を向けて前に伸ばします。手のひらでエックスを描くように角度をつけて水をすくい、腕を伸ばしながら手の甲がお互いにらみ合うようにし今度は反対のエックスを作るようにしてプル動作を始めていきましょう。

彼のプル動作には特別な加速力が隠されています。それは内側に水を掻き込むスカーリング動作が異常に速く、そのためその際の肘のたたみ込みの速さによって、上腕の内側の面と脇のあたりで水を後ろに押し出しています。常人にはこの動作は体力的に持たず、腕がパンパンになるのでご注意ください。

重要なのは、水をかきこんだ時、両肘は胸の内側にしまうようにストリームラインを作る事。そして、そこから「X」の形を守りながら前方に一気に腕を伸ばしていく事です。これを連続で、しかもリズム感を持って泳ぐ事ができれば彼の泳ぎに近くでしょう。

アダム・ピーティーの平泳ぎのキック動作

アダム・ピーティーのキック動作は、一般的な脚の引きつけよりも動作が小さく、蹴っている時間は極めて短時間です。出来るだけ抵抗の少ない平泳ぎのキックで進もうとしているのがわかります。非常に効率の良いキックで進んでいる事がわかります。

では何故脚の引きつけが浅いと抵抗が少ないのでしょうか?

それはズバリ、太ももが正面からの抵抗を受けにくくなるからです。

もし引きつけをしっかり深く行ったならば、股関節を曲げて太ももと膝を身体に引きつける形になります。そうすると、真正面から太ももが抵抗を受け進むのが遅くなってしまうのです。そのため、脚を浅く引きつけ太ももが抵抗を受けないようにして彼は進むようにしているのです。

 

アダム・ピーティーのキックとプルを支える筋力

ここまでアダム・ピーティーのキック動作とプル動作に注目してきましたが、それを支えているのは彼の凄まじい筋力でしょう。

そもそも、アダム・ピーティーのグライド局面が非常に短いということは、必然的に速く泳ぐためにはピッチを早くするしかありません。しかし、平泳ぎでは、高い加速力を得るために従来のようなプル動作でしっかり掻くと腕を戻すのに時間がかかり、キックもしっかり引きつけて蹴れば高い加速力は得られますが、時間がかかります。

結果、速く進む為、加速を得ようとすると時間がかかるという矛盾が生じます。

その矛盾を出来るだけ減らすようにしたのがアダム・ピーティーの平泳ぎです。キックやプルをコンパクトにするが、さらに筋力を高めることでピッチが速くなってもより高いパワーを出し続けられるようにします。そして、そのパワーを出し続けられるエネルギータンク(約50秒)を持つことで矛盾を解決しようとしているのです。結果、短いグライド時間でこんなにも速く進む事ができているのです。

逆に、とてもグライド時間が長いのにも関わらず速く進むアントン・チュプコフの泳ぎも知ると良いでしょう。

 

オススメな筋力トレーニング

私がオススメする筋力トレーニングは懸垂です。懸垂というのは大胸筋や上腕筋、広背筋を効率的に鍛えることができるためとても良いトレーニングです。平泳ぎの選手は疲弊すると、後半腕が動かず水を捉えにくくなってきます。そのため、この筋力トレーニングを行うことで後半でも持つような筋持久力を身につけられると良いでしょう。もし懸垂ができなければ、手を手の幅が広い腕立て伏せを行うと良いでしょう!

まとめ

アダム・ピーティーの泳ぎは今現在(2019年)では世界一速く進むことのできる泳ぎ方です。しかし、その泳ぎ方は私たちがやっても速く泳げるわけでもなく、彼がやってこそのあの速さなのです。アダム・ピーティーの平泳ぎを全て取り入れるのではなく、自分に合ったところ、できそうなところだけを上手に取り入れて練習する事が、平泳ぎを速く泳ぐ事ができるようになる近道でしょう!

平泳ぎの圧倒的王者!アダム・ピーティーの泳法解説」への1件のフィードバック

  • ピンバック: 必読!!競泳アントン・チュプコフの平泳ぎ | 水泳トレーニング

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です