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SAQトレーニング

2019年3月28日 - Training
SAQトレーニング

SAQトレーニングとは?

SAQトレーニングとは、スピードと敏捷性と動き出しの速さを鍛える練習のことです。これらを鍛えるには静止した状態から急に動き出す、一定時間内に多くの動作をこなすといった動きを伴うトレーニングが大切です。

SAQトレーニングは元々は1980年代後半にアメリカで誕生したトレーニング方法の1種類でアメリカンフットボールやバスケットボールのプロ選手にも多く採用され幅広く普及しています。そして今日では様々な競技スポーツのトレーニング法として定着しています。

①Speed

直線的な最高速度の事です。方向の変化は伴わず前方へ重心移動させる能力のことを指しています。

②Agility(敏捷性)

スピーディーな方向転換や動作の切り替え、またさまざまな方向への素早い移動のことを指していて、運動時に身体をコントロールできる能力と言えるでしょう。

要するに、身体のバランスを失わないようにしながら方向転換或いは再加速するという意味の素早さのことを指しています。アジリティにいてはスピードとボディバランスの両方が重なる能力と言えるでしょう。

③ Quickness

素早さのことです。静止した状態から出来るだけ素速く反応し動作を起こすことや、スタートからの数歩を無駄なく加速すること、またあらゆる状況に対応しながら多方向へ最短距離でいかに速く移動できるかがポイントとなっています。

SAQトレーニングの目的と効果

多くのスポーツにおいてパフォーマンスを向上させるためには正確な動作と速い動作が必要不可欠な要素であり、SAQトレーニングによってこれらの能力の向上が期待できます。

SAQトレーニングでは、「神経系の活性化」と「身体の正しい使い方」を目的とし、スピード、筋力、ハイスピード動作中に最大の力を発揮する能力の向上を目指しています。

そして、一般的に行われているウエイトトレーニングと、各競技の専門的な動きとのギャップを埋める役割も担っています。ウエイトによって鍛えた筋肉をより速い動作に適応させ、専門的な動きへと繋げる効果も期待できます。


また、SAQトレーニングを実施する際に非常に重要となる要素の1つに柔軟性が挙げられます。柔軟性の大きさは無駄のない動き作りに影響を及ぼします。なかでもダイナミックフレキシビリティ(動的柔軟性)の向上がポイントになります。

SAQトレーニング方法

SAQを鍛える方法を紹介していきます!!

①ラダートレーニング

特徴: はしご状のトレーニング器具を床に置き、そのマスを利用してさまざまなステップを取り入れて行う方法です。調整力の向上に効果的です。

注意点: 正確な動作を身につけた後、徐々に速いスピードと速いテンポを意識して行いましょう。

②ミニハードルトレーニング

特徴: 小型ハードル(高さ15-30cm)を1-1.5mの間隔で並べ、それを連続して直線的に飛び越えるのが基本的な動作です。

注意点: 推進力となる脚を振り下ろす動作と、脚の動きとをスムーズに連動した腕振り動作を意識しましょう。万が一、転倒した時のことを考えて、安全な場所で行いましょう。

③クレイジーボールトレーニング

特徴: 表面に突起があり、不規則にバウンドをするボール(クレイジーボール)を用いて、臨機応変にキャッチすることでSAQ能力の総合的な向上が期待できます。

注意点: 視覚反応による爆発的なスタート動作や素早い動きを特に意識して行いましょう。

1.ワンバウンドパス: クイックネス、神経機能

約4-5m離れて向かい合い、一方が投げてワンバウンドした後クレイジーボールを素早くキャッチする。

2.フロントスロー: クイックネス、スピード

同じ方向を向いて前後に立ち、後ろの人が投げてワンバウンドした後、クレイジーボールを素早くキャッチする。

④その他のトレーニング

特徴: 目印としてコーンを設置し、その間をさまざまなステップ動作で素早く移動します

注意点: 方向転換、切り替えの動作の際に、減速→停止→スタート加速を意識的に行いましょう

1.サイドステップ

サイドステップで素早く移動し、素早く切り替えして戻る動作を繰り返す。コーンの距離は3-4m程度が良いでしょう。

2.ミラードリル

2人が向かい合って、相手の動きをもう一方が追いかける。素早く正確に対応する。コーンは3つあると良い。

⑤水泳のSAQ

方法: 25m swim (12.5mまでSAQ、残りはEasy)

水泳のSAQとは、ヘッドアップの状態でとにかくピッチを挙げてストロークをすることです。意識すべきはフィニッシュまで水を掻き切らないということです。とにかくキャッチだけで水を掴むことを意識して素早く掻いてピッチを挙げていきましょう。

まとめ

今回はSAQトレーニングについて説明しました。SAQには3つの要素が存在しています。スピード、アジリティ、クイックネスの3つは実際には重なり合う要素も多いですが、明確に違いはあるのでそれらをきちんと把握して上でトレーニングを行うようにしてください。実施者が何を目的として、どのような点を意識して行うのかを考えてトレーニングを行うと良いでしょう。

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